どんな風にホスピタル・クラウンをおこなっているの?
■一件の病院に1名~6名のクラウンが訪問しています。
基本的には2名1組で活動をします。
■活動時間は平日火曜日~金曜日、病院のスケジュールに合わせた時間に行います。
何を気を付けているの?
■衛生管理
病院のみに使用する衣装で、毎回クリーニングが出来る衛生的なものを着用しています。
道具も、毎回必ず活動前後に消毒をしています。 落ちる恐れのある道具は使用しません。
病室入室前、退室後は必ず手指の消毒を行っています。
■子ども達とのかかわりについて
事前に看護師さんと打合せをして、訪問するこどもの体調を確認しています。
病室へ入るときも、たっぷり時間をかけて子ども達をビックリさせないように気をつけています。
■その他の取り組み
毎回訪問後に反省会を行って、その日のうちにクラウン同士で情報交換を行います。
ホスピタル・クラウン一日の流れ(活動例)
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14:00
病院に到着
着替え・準備。担当看護師もしくは保育士との打合せや訪問する順番、子ども達の体調を確認します。
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14:30
活動開始!!
病室に入り、子ども達一人ひとりと遊びます。
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16:30
活動終了
看護師、保育士と今日の訪問に関して情報交換を行う。着替え・片付け
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18:00
協会に戻る
反省会を行い、クラウンと事務局で情報交換を行う
病院訪問の報告
手稲渓仁会病院
長く定期訪問を続けてきて、とてもうれしい事がありました。
声を出すことが難しかった、長期入院の子が、まゆりんの「まー」と声を出して言ってくれたのです!幼いころからのお付き合いなので、涙が出るほどうれしかったです!
リハビリに励んでいる姿も見てきました。
木の太鼓がお気に入りで、毎回夢中で鳴らすのですが、叩くリズムや叩き方にバリエーションが出てきて、オリジナリティーがアップしています!その軽やかなリズムを聞きつけて、毎回看護師さんや先生が、ニコ二コとお部屋をのぞきにやってくるのです。
お部屋の中は、ワンマンライブ!訪問するたびに、子どもの力ってすごい!と思う事と、看護師さん保育士さんはもちろん、CLSや病院の皆さんの関わりで、こんな風に成長していく様子に触れる事ができて、毎回愛と勇気をいただいています。(報告/まゆりん)
虎の門病院
チョコが出してきたプラスチックの開かない箱。
中にはニコニコちゃんのスポンジがはいってる。
男の子がやっても
女の子がやっても
たねきちがやっても、開きません。
あら不思議、チョコはいとも簡単に開けるではないですか!
中のスポンジは男の子にプレゼントしました。
―昨日のチョコの報告書から―
男の子にあげた瞬間、女の子のうらやましそうな表情をみて、しまった!と思いました。
たねきち、同じものを出して~と念じていました・・・・
女の子のうらやましい顔は見えなかったけど
おねえちゃんらしく振舞っている中に
いいなぁ~という気持ちも見えていたよ。
そして、私たちは名コンビ!
もちろん、チョコの思いも感じていたよ。
ニコニコスポンジは、
スポンジマジックの一番最後に女の子の手の中から登場しました。
本当の笑顔を取り戻せて良かったね。
新潟大学医歯学総合病院
私たちが部屋から出た瞬間に、廊下にいた子どもたちに見つかり「あ!ピエロさーん!」「ピカちゃーん」と呼んでくれました。
自分の部屋にくるのをとても楽しみにしていてくれていて、うれしかったです。
ねんじさんが手遊びをやっていて、道具を使わない遊びでも何か楽しめるものはないか?私も研究したいなと思いました。
お部屋に入る前に 「前回、私たちを見て泣いてしまった子のお部屋だ…」と思って遠慮がちに入ってみると、今回はご機嫌がよかったようで、パパにだっこされ泣かずによく見てくれました。
バルーンも手で受け取ってくれてうれしかったです。
子どもたちは、そのとき体調や気分で反応も変わるので、根気強く、丁寧な関わり方を意識したいと思いました。
(報告/ピカ)
仙台医療センター
入院が長かった女の子。
会うなり 「ねぇ、退院決まった!」と嬉しそう!お母さんもいて、喜んでいた。
記念にと写真を撮り、次に来てももういないのかぁ、さびしいなぁと言うと、「いままで、どうもありがとうございました」とお母さんと一緒にペコリと。
今まで遊んだ時よりずっといい 心からの笑顔で、退院よかったなぁと思った。
(報告/キュン)
神奈川県立こども医療センター
午前は、チョコとサニーで4南へ行きました。
生まれて1ヶ月の赤ちゃんから2~3歳くらいのお友達が各お部屋にいました。
赤ちゃんとの関わり方で注意することは、なるべく泣かせないように気をつけること。
この日は、お家の方が付き添われていたり、看護師さん、保育士さんのサポートのおかげで、事なきを得ました。
なかには、大きなベットにひとりでテレビを見ていた子もいました。
遊べたらいいな・・・と思って、少しだけ声をかけると、泣き顔になってしまいました。
もしかすると、クラウンが嫌な訳ではないかもしれませんが、それ以上近づくことは出来ませんでした。
ひとりひとり、どんな関わり方がベストか、それで良かったのか、日々考えるのです。
(報告/サニー)